ちゃんとしなきゃ、って言い続けて疲れた

エッセイ
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小さなころから、言われてきた。

「ちゃんと挨拶しようね」
「約束は守らなきゃ」
「迷惑をかけないように」

たしかに大切なことばかり。
でも、それを“完璧に”守ろうとする自分が育ってしまった。


気がついたら、何をするにも「ちゃんと」探し

提出物は期限より前に出したい。
人との約束は何重にも確認しておきたい。
言葉選びも、反応も、場の空気も、
“ちゃんとした人”でいようと、ずっと気を張っている。


それで褒められることも多かったけど

「まじめだね」って言われると、うれしかった。
でもその一方で、
「気楽にいこうよ」ができない自分にモヤモヤしていた。

“ちゃんとしてない人”を見ると、
うらやましいような、ざわざわするような、複雑な気持ちになる。


自分を追い込む言葉になってた

「ちゃんとしなきゃ」は、
もともとは誰かに言われた言葉だったのに、
いつの間にか、自分の中の“監視役”みたいになっていた。

疲れてても、落ち込んでても、
その声だけは、ずっと背中を押し続けていた。


「ときどき、ちゃんとしてればいい」に書き換えてみる

ちょっと肩の力を抜いてみる。
言い訳してもいい。手を抜いてもいい。
人に迷惑をかける日があっても、ちゃんと生きてる。

“いつも”じゃなくて、“ときどき”でいい。
そんなふうに自分に言い聞かせることが、
最近の小さな習慣になってきた。

「ちゃんとしなきゃ」と言い続けてきた自分に、
「もう、がんばってるよ」って声をかけてあげたい。

完璧じゃなくてもいい。
そのままの私で、ちゃんと今日も生きているんだから。


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