「優しすぎる自分がしんどい」と感じたときに読む処方箋

心理ナビ
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誰かが困っていたら、すぐに手を差し伸べる。
頼まれたら断れない。
自分の予定より、人の気持ちを優先してしまう。

そんなふうに生きてきて、「なんで私ばっかり」と思ったことはありませんか?

優しさは長所です。
でも、“優しすぎる”がゆえに苦しくなることもあるんです。

今回は、「優しさに疲れてしまった人」が、自分を守るために知っておきたい心理と対処法をお伝えします。


「優しすぎる人」は、自分を後回しにしがち

優しすぎる人は、自分の感情よりも相手の感情を優先してしまう傾向があります。

  • 嫌だと思っても言い出せない
  • NOと言うのが怖い
  • 相手のことを考えすぎて、疲れきってしまう

でも、それは“性格の問題”ではなく、
これまでの人間関係の中で学んできた“生き方のクセ”なのです。


なぜ、そこまで人に優しくしすぎてしまうのか?

その背景には、「愛されたい」「嫌われたくない」という強い思いがあることが多いです。

たとえば──

  • 小さい頃に我慢ばかりしてきた
  • 感情を出すと否定された
  • 「いい子」でいないと認められなかった

そんな経験があると、
“他人に合わせること=自分の価値”になってしまいやすいのです。


優しさと「境界線」は両立できる

優しすぎる人が陥りがちなのが、“自己犠牲”と“優しさ”を混同することです。

でも、
「自分の心を守ること」と「人に優しくすること」は、両立できます。

  • 無理なことには「それは難しい」と言う
  • 疲れているときは「今は休ませて」と伝える
  • できる範囲だけで、助ける選択をする

それは冷たさではなく、健全な“自他の境界”なんです。


「優しさ疲れ」を防ぐ3つのセルフケア

  1. “NO”を練習する
    → いきなり強く断らなくてOK。「今は難しいかも」などの“やんわり断り”から始めてみましょう。
  2. 「本当にやりたいか?」を自問する
    → 頼まれごとを引き受ける前に、まず自分の気持ちを確認してみてください。
  3. “与えすぎたな”と思ったら、自分にもご褒美を
    → あなたの優しさには、ちゃんと“報酬”が必要です。心が回復する時間を持ってください。

あなたの優しさは“引き算”してちょうどいい

あなたが思っている“ちょうどいい優しさ”は、
実はもう他の人から見れば十分すぎるほどのやさしさかもしれません。

少し引き算しても、きっとあなたはまだ“優しい人”でいられます。

その引き算が、あなた自身を守る優しさにもなります。


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