「なんとなくつらい」「特に理由はないけどしんどい」の正体とは?

心理ナビ
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「これといって問題はないのに、気持ちが重い」
「泣きたいわけじゃないけど、ずっと疲れてる」
「“元気?”って聞かれても、なんて答えたらいいかわからない」

そんなふうに、“はっきりした理由のないつらさ”を感じたことはありませんか?

今回は、その「なんとなくしんどい」の正体と、
見えない不調を優しく解きほぐすための心理的アプローチを紹介します。


「理由のないしんどさ」は、心からのSOS

まずお伝えしたいのは、
つらさに理由がなくても、それは立派な“しんどさ”だということ。

人は無意識のうちに、

  • 感情を抑え込んでいる
  • 頑張りすぎている
  • 小さなストレスを蓄積している

──そんな状態が続くと、「自分でも気づかない疲れ」が心に溜まっていきます。

やがてそれが、“理由のないしんどさ”として現れるのです。


気づかないうちに「感情を我慢している」ことも

「つらい」とは言えないけれど、「大丈夫」とも言えない。

そんなとき、心の中では本当は──

  • 寂しい
  • 不安
  • 焦っている

といった感情が渦巻いているかもしれません。

でも、“はっきりした出来事”がないから自分でも気づきにくく、
気持ちが宙ぶらりんのまま、ずっと苦しくなってしまうのです。


「なんでこんなに疲れてるの?」の答えは、蓄積疲労

毎日のちょっとしたこと──

  • 人に気を遣う
  • 頼まれごとを断れない
  • ずっと気を張っている

こうした“日常のストレス”が積み重なると、心は確実に消耗していきます。

まるでスマホのバッテリーが、じわじわ減っていくように。
だから、「つらい理由が思いつかない」のは、ある意味“当然”なのです。


「とりあえず元気なフリ」をやめてみる

しんどいのに、無理に笑顔をつくっていませんか?
「大丈夫です」と言うクセがついていませんか?

でも、本当に大丈夫じゃないときは、
“元気なフリ”をやめることが心の回復の第一歩です。

  • 信頼できる人に、少しだけ気持ちを漏らす
  • 「今日は無理」と自分に許可を出す
  • 頑張らない日をつくる

そんな“ゆるみ”が、張り詰めた心をじわじわほぐしてくれます。


「理由はないけどしんどい」は、甘えじゃない

「こんなことで疲れてちゃダメだ」
「自分より大変な人だっているのに」

──そう思って、しんどさを無視していませんか?

でも、つらさは“比べるもの”ではなく、“感じるもの”です。

他人と比べる必要はありません。
あなたが「しんどい」と思うなら、それは立派な心のサインです。

まずはその気持ちに、そっと名前をつけてあげてください。


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