「わかってほしいのに伝わらない」──分かり合えなさのモヤモヤに名前をつけよう

心理ナビ
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ちゃんと説明したはずなのに、伝わっていない。
気持ちをわかってほしかったのに、ズレた返事が返ってくる。
「そういうことじゃないんだけどな……」と心の中でつぶやく。

そんな“分かってもらえないモヤモヤ”、経験ありませんか?

今回は、「気持ちが伝わらない」と感じたときに生まれる違和感や孤独感の正体を、
心理学的にやさしく解説します。


「伝えたのに伝わらない」は、言葉の問題だけじゃない

相手に気持ちが伝わらないとき、
「自分の説明が下手だったのかな?」と反省してしまいがちですよね。

でも実は、“伝わらなさ”の原因は、言葉だけの問題ではないことが多いのです。

  • 相手の価値観や前提がまったく違う
  • 今の相手に“受け取る余裕”がない
  • 感情のやり取りが言葉以上のレイヤーにある

こうした背景が、“わかってもらえない感覚”につながっているんです。


「わかってほしい」には、どんな気持ちが隠れている?

「わかってほしい」という気持ちは、
実はとても人間らしくて自然な欲求です。

その裏には──

  • 孤独になりたくない
  • 否定されるのが怖い
  • 自分の気持ちに“意味”を持たせたい

といった、心の奥深くにあるニーズが隠れています。

だからこそ、「わかってもらえなかった」と感じると、
とても寂しく、虚しく、そしてときに怒りすら感じるんです。


“言ったのに伝わらない”ときの心のフィルター

私たちは無意識に、
「こう伝えれば、こう反応してくれるはず」という期待を持っています。

たとえば──

「最近しんどくて…」
→「大丈夫?」って言ってほしい
→ でも実際は「気のせいじゃない?」と返されてモヤモヤ…

このように、自分の期待と相手の反応にギャップがあると、
“伝わらなかった”と感じてしまうのです。


伝わらなかったとき、自分を責めないで

気持ちが伝わらなかったとき、
「言い方が悪かったのかな」
「こんな感情、重かったかな」
と、自分を責めてしまいがち。

でも、伝わらなさは“関係性のタイミング”や“相性”の問題でもあります。

あなたの気持ちが間違っていたわけじゃない。
ただ、今その人には届かなかっただけなんです。


「伝わらない」が続いたときの心の守り方

  1. “伝わる人”と話してみる
    → 気持ちを受け止めてくれる人が1人いるだけで、心の安心感が大きく変わります。
  2. 言葉にする前に、まず自分が自分をわかってあげる
    → 「私はこう感じてるんだ」と自分で理解してあげることが第一歩です。
  3. 相手に“伝える努力”はしても、“わかってもらう義務”は負わない
    → わかってもらえないからといって、自分の感情の価値が下がるわけではありません。

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