誰かと一緒にいると、なんだか疲れる。
その人に悪気があるわけじゃないし、嫌いなわけでもない。
でも、「ちょっと距離を置きたいな……」と思ってしまう。
そう感じたときに襲ってくるのが、「でも嫌われたくない」という罪悪感や不安。
今回は、そんな“距離を置きたいのに置けない”ジレンマと、
その気持ちと上手につきあうための心理的なヒントをお届けします。
「距離を置きたい」と思うのは、あなたが繊細だから
まず前提として──
人間関係に“疲れ”を感じるのは、あなたが人とのつながりを大切にしている証拠です。
そう思うからこそ、距離を置くことに強い罪悪感を感じてしまうのです。
でも本当は、「ちょっと距離を置きたい」と感じること自体、
人間としてごく自然な心の反応なんです。
なぜ“嫌われるかも”が怖いのか?
距離を取ることにためらいを感じる背景には、
「関係が壊れることへの恐れ」があります。
特に──
こうした経験がある人ほど、「相手にどう思われるか」が気になってしまうのです。
「距離を置く=拒絶」ではない
ここで視点を変えてみましょう。
距離を置く=相手を否定することと思い込んでいませんか?
でも実際は、
「今の自分にとって、ちょうどよい距離感を見つける」というだけの話。
それは相手を傷つけるためでも、関係を壊すためでもありません。
むしろ、自分を守ることで、相手との関係を長続きさせる工夫とも言えます。
距離を置きたいときの、伝え方のヒント
どうしても相手に伝えなければならないときは、
「自分の都合」を主語にして伝えるのがポイントです。
NG例:「最近、あなたといると疲れる」
OK例:「最近ちょっと一人の時間が必要で…」
こんなふうに、
といった伝え方なら、相手との関係をこじらせずに済みやすくなります。
自分を守ることは、わがままではない
「距離を置きたい」と感じるのは、あなたの心が限界を教えてくれているサインです。
その声を無視し続けてしまうと、
だからこそ、小さな違和感のうちに距離を整えることが、とても大切なんです。
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