「本音が言えない」あなたへ──気を遣いすぎる関係の抜け出し方

心理ナビ
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言いたいことはあるのに、言えない。
「本当は嫌なんだけど……」と思いながら、笑顔で頷いてしまう。

そんな自分にモヤモヤしつつ、
「本音を言って嫌われたらどうしよう」と不安にもなる。

“本音が言えない関係”って、静かに心をすり減らしていくんですよね。
今回は、その原因と対処法を、心理の視点から丁寧に紐解いていきます。


本音が言えないのは「気を遣いすぎる人」だから

あなたが本音を飲み込んでしまうのは、
相手との関係を大切にしたい気持ちがあるからです。

  • 雰囲気を壊したくない
  • 相手を傷つけたくない
  • 揉めるのが怖い

その優しさは、けっして間違っていません。
ただ、それが“自分の気持ちを置き去りにする習慣”になっているなら、
少し見直すタイミングかもしれません。


なぜ本音を言うのが怖いのか? その根底にあるもの

本音を言えない背景には、
「拒絶されたらどうしよう」という強い不安があります。

特に、過去に──

  • 意見を言ったら否定された
  • わがままだと責められた
  • 空気を壊した経験がある

そんな体験があると、「もう傷つきたくない」という気持ちから、
本音を“安全な場所にしまい込むクセ”がついてしまうんです。


本音を言う=攻撃すること、ではない

多くの人が勘違いしがちなのが、
「本音を言うこと=相手を否定すること」という思い込み。

でも実際は、本音ってもっと“やわらかいもの”です。

たとえば──
「私はこう感じてる」
「それをされるとちょっと苦しい」

そんなふうに、相手を責めるのではなく、自分の内側を伝えることで、
関係を壊すどころか、むしろ深まることもあります。


少しずつ“本音を出す練習”をしてみよう

いきなりズバッと本音を言う必要はありません。
まずは“小さなこと”から始めましょう。

  • 飲食店で「苦手なので〇〇抜きで」と伝える
  • 友達に「今日はちょっと疲れてて…」と断ってみる
  • 仕事で「今は余裕がないです」と言ってみる

「自分の気持ちを言っても大丈夫だった」という成功体験が、
少しずつあなたの中の“安心感”を育ててくれます。


「本音を言っても大丈夫な人」を選んでいい

すべての人に本音を言う必要はありません。
中には、否定してきたり、距離を置かれる人もいます。

でも、それって“悪いこと”ではないんです。

本音を受け入れてくれる人との関係だけを、大事にすればいい。

あなたの本音をちゃんと受け止めてくれる人は、必ずいます。
その人たちと、安心できる関係を少しずつ築いていきましょう。


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